学びの声

海外での実践的な学びが、何ものにも代えがたい貴重な体験

神戸大学経営学部4年 KIVERプログラム 安達 祐一郎

経営学部
KIBERプログラム

安達 祐一郎

KIBER(経営学部)

Kobe International Business Education and Research の略。
1年間の留学を実りあるものとして、国際社会と文化を理解した、グローバルな社会環境で活躍できる経営人材を育成することを目標としています。
留学前に、実践的なコミュニケーションスキルの英語授業を履修、1年間留学しても4年間で卒業できるプログラムです。


KIBERプログラムについて教えてください。

KIBERプログラムは、海外の交換留学提携校で、経営学の専門科目を1年間にわたり学ぶためのプログラムです。

基本的には2年生から3年生の夏まで、経営学を英語で学んで英語のスキルを上げ、来たる海外での学習に備えます。3年生になると提携校に留学しますが、留学先の授業料が無料であること、また、海外の協定校との交換留学制度と学部のカリキュラムの整合性を図ることで、1年間留学しても4年で卒業できるという点が大きな特徴です。

神戸大学経営学部4年 KIVERプログラム 安達 祐一郎

KIBERプログラムを履修しようと思った理由は?

英語で経営学を学び、世界で通用するビジネススキルを身につけたいと考えたからです。企業経営に興味があったため、経営学を学びたいと思っていましたが、これからの時代は英語のスキルが欠かせないと思い、経営学と英語をローコストで同時に学べる環境を探していました。その環境がまさしくKIBERプログラムでした。

海外経験が一切なかった私にとって、1年という長期間、世界トップクラスの大学で経営学を学ぶことができ、しかも留学時に必要な語学力を体系的に事前に学び準備ができるという点で、このプログラムしかないと感じました。

神戸大学経営学部4年 KIVERプログラム 安達 祐一郎

プログラムに参加してどんな力が身につきましたか。

神戸大学では理論重視の授業が多いため、経営学を概念的に理解することができ、基礎力を養うことができました。その一方で、学んだ知識を実際のビジネスの中でどのように活かすことができるのか?ということにも非常に興味を持っていました。

留学先に選んだワシントン大学では、まさしく実践に注力したプロジェクトベースの授業が多く開講されており、経営の実務を体験しながら学ぶことができます。金融業界でのキャリアを志す者として、実務を体験できることは貴重な経験であると同時に、金融の中でもどの分野に興味があるのかを考えるきっかけにもなりました。


プログラムの中で一番苦労したことは?

授業中、積極的に発言することが難しかったです。英語で発言しなければならないのはもちろんのこと、今まで日本の教育しか受けてこなかったため、人前で自分の意見を述べる経験がほとんどなく、かなり勇気が必要でした。しかし、これを克服しなければアメリカでの授業についていけないと思い、チャレンジを続けました。事前に質問を予測し、回答の練習をするなど、準備にも時間を費やしました。

この努力の甲斐があり、積極的に発言することができるようになり、教授からティーチングアシスタントを任せてもらったり、OBを紹介してもらえるなど、人生経験や人脈を広げることにつながりました。

神戸大学経営学部4年 KIVERプログラム 安達 祐一郎

留学体験の中で、印象に残っていることなどありますか?

留学先のワシントン大学では、実践を重視した授業やコミュニティが多く、起業家とのコネクションを広げながら、出資を受けることもできます。私も大学の出資を受けてアイスクリーム店を起業し、2ヶ月間でユニークなフレーバーのアイスを700個以上売りました。投資家にビジネスアイデアをどう提案するのか、調達した資金をどのように運用するのかなど、実践の中でしか得られない学びがあり、大変有意義な体験でした。

また、ワシントン大学の同窓会や株式投資チームに加入したことで、OBの起業家や投資家、金融業界の方とのネットワークを広げることにもつながりました。今後、自分がチャレンジしたいビジネスを思いついた際には、この財産が大いに役立つのではないかと思っています。


この学びを今後どのように生かしたいと考えていますか?

KIBERプログラムで身につけた英語力やネットワークを活かして、グローバルに活躍できる人材になりたいと考えています。また、これからは専攻しているファイナンスの実務経験を積み、その専門家になる道を歩みたいとも考えています。

どのような世界情勢や経済状況であったとしても、常に活躍できる人材になること。それが今の一番の目標です。

神戸大学経営学部4年 KIVERプログラム 安達 祐一郎

これから神戸大学を受験する生徒たちにメッセージをお願いします。

海外で活躍できる人材を目指している人、英語を活かして仕事をしたい人、お金が稼ぎたい人…動機は何でも良いと思います。日本という地を離れて学び、これまで想像もしなかったチャンスを得るきっかけが欲しい方は、ぜひ神戸大学のKIBERプログラムに参加してください。

特に、これまで海外経験はないけれど、やる気はあるという方には非常におすすめです。大学受験の勉強は、非常に辛く苦しいこともあると思いますが、入学後を楽しみにして、努力を続けてください!応援しています。


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