ダイバーシティフォーラム
女性上位職登用と働き方改革 - 誰もがいきいきと働くことのできる職場を目指して -
実施報告
2021年3月5日、神戸大学 ダイバーシティフォーラム「女性上位職登用と働き方改革―誰もがいきいきと働くことのできる職場を目指して―」をオンラインで開催しました。
本フォーラムは、文部科学省による科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」が3年目を迎えるにあたり、前半は事業の中間成果報告とそれに対する文部科学省及び国際外部評価委員会からの評価の公表を行うことを、後半は女性研究者の上位職登用および働き方改革について先進的な取組をされている企業の事例から学ぶことを目的に開催しました。
まず、武田廣学長、有薗文博氏(科学技術・学術政策局 人材政策課 人材政策推進室長補佐)から挨拶があり、続いて杉村和朗 男女共同参画担当理事が3年間の事業報告を行いました。
本事業の国際外部評価委員、Saniye Gülser Corat 氏 (元ユネスコ 男女共同参画推進局長)、Lorri L. Jean 氏 (ロサンゼルス LGBT センター CEO)からはビデオメッセージをいただきました。Corat委員は、今日ますます重要になる情報技術分野の研究や仕事に従事する女性が少ないことから、提供される情報技術にジェンダーバイアスがかかってしまうことの問題性を指摘くださいました。Jean委員からは、50年にわたり、LGBTQの権利を獲得していく過程での様々な取組をご自身の経験に基づいてお話しされ、より公平で平等な社会に向けては、さらに活動を進めていくことが必要であるというメッセージをいただきました。
ご講演いただいた奈良女子大学副学長で本学国際外部評価委員会 三成美保委員長からは男女共同参画基本計画の視点から本学の取組を評価いただき、神戸大学の課題を指摘されるとともに、解決策も提案してくださいました。日本アイ・ビー・エム株式会社 副社長 福地敏行氏は、女性の上位職登用に向けたデータに基づいた実践を、株式会社ダイセル ダイバーシティ・ヒューマン推進グループリーダー 小澤佳秀氏は、ダイバーシティによって新しい価値が生まれるということを再認識し、女性の採用・登用を積極的に進めていることの意義をご講演いただきました。
当日は105名の方に視聴いただきました。当日の資料は一部、男女共同参画推進室HPに掲載しておりますのでご覧いただければ幸いです。



講演資料(一部)
講師の方からご了解いただいた講演資料を掲載しております。
概要
日時 | 2021年3月5日(金)13:00-15:00 |
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開催方法 | オンライン(Zoomウェビナー) |
参加者(当日) | 105名 |
プログラム |
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チラシ | 案内チラシ(日本語)[PDF] |