女性研究者のスキルアップを目指して
開催報告
平成23年3月2日(水)に、第3回神戸キャリアアップカフェ2010「女性研究者のスキルアップをめざして」を開催しました。
今回は「女性研究者のキャリアアップをめざして」と題し、講師には、お茶の水女子大学と名古屋大学で学内保育園・学童保育所の設置に関わった佐々木成江先生(名古屋大学理学研究科)と、北海道大学女性研究支援室長として同大学の女性研究者支援だけでなく全国の女性研究者支援を牽引するリーダーのお一人有賀早苗先生(北海道大学 農学研究科)をお招きしました。
佐々木先生は、お茶の水女子大学で先輩研究者とともに保育所づくりに関わり、その活動の中で得たネットワークやノウハウを名古屋大学でもフルに生かして学内保育所の設置を実現した、というエピソードを話されました。有賀先生は、「なぜ女性研究者支援が必要なのか」という疑問に対する答えから始まり、北海道大学の女性教員増員策の戦略や女性教員に対するユニークな支援についてお話ししました。
後半のディスカッションでは、両先生と当室の相馬顧問が出席者全員と意見交換する形で進められました。「子どもとの時間をもっと確保したい」「もう少しゆっくりとした働き方を望む」「任期付き雇用では安心して働けない」といった意見が出され、キャリアアップを自分の人生の中でどのように位置付けていくのか、という問題が投げかけられました。今回は学部生から教員まで、約20名が参加しました。

概要
日時 | 2011年3月2日(水)15:00-17:10 |
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場所 | 瀧川記念学術交流会館 大会議室 |
参加者 | 20名 |
講師 | 佐々木 成江 氏(名古屋大学大学院理学研究科 准教授) 有賀 早苗 氏(北海道大学大学院農学研究院教授、副理事、人材育成本部副部長、女性研究者支援室長) |
チラシ | 案内チラシ[PDF] |