HOME > イベント > セミナー・報告会 > 2008.07.05

キャリアカフェ
「乙姫たちの冒険〜神戸は海事と科学のキャリアがかっこいい!」

開催報告

 第4回キャリアカフェ2008は海事科学部と共催で、平成20年7月5日に深江キャンパスで開催しました。女子高校生にも参加を呼びかけ、6名の高校生を含む50名以上が参加しました。

 午前の講演会は、国際交流・男女共同参画担当理事である太田博史神戸大副学長の挨拶から始まりました。女子大学院生との対話から海事科学の発展性を理解したという太田理事の経験談から、国内で唯一キャンパスに港をもつ総合大学としての神戸大学の国際的将来性が認識できました。次いで林美鶴内海域環境教育研究センター准教授が、「海事科学ってなんだろう?」というテーマで、海事科学の全体像をやさしく解説し、社会に役立つ研究を目指して、内海域の生物生理を視野にいれ研究テーマを選んだ話を披露しました。

 最後に「夫婦で!オーロラ研究」と題して、坂野井和代駒澤大学講師が講演しました。読書が大好きで南極で生活するという夢を子どもの頃に描き、東北大学で地球物理学を専攻、博士課程在籍中に南極越冬隊員になり夢を叶えたこと、南極越冬隊初の女性隊員としての南極での生活やオーロラの科学のこと、仙台の自宅と勤務地の東京を往復しながらの子育て研究者夫婦の工夫していることなどを話しました。

 午後は、附属練習船深江丸で、播磨灘まで体験航海をしながら、洋上キャリアカフェを行いました。船上からの港湾施設の見学、退船訓練や操舵室の見学のほか、矢野吉治船長のユーモアたっぷりの解説や、海から眺める明石海峡大橋の景色の素晴らしさを体験し、船と海事科学についての理解が深まりました。

キャリアカフェ2008

概要

日時 2008年7月5日(土)10:30-17:00
場所 深江キャンパス 学術総合研究棟コンファレンスホールおよび附属練習船深江丸
参加者 50名以上
講師

林 美鶴氏(内海域環境教育研究センター准教授)

坂野井 和代氏(駒澤大学講師・第39次南極越冬隊員【気象学研究者】)

チラシ 案内チラシ[PDF]
共催 海事科学部