HOME > イベント > セミナー・報告会 > 2007.12.21

キャリアカフェ
「先輩研究者に聞く!女性が活きる研究環境」

開催報告

 神戸大学男女共同参画推進室は平成19年12月21日、第3回のキャリアカフェを工学部学生ホールAMEC3で開催しました。「先輩研究者に聞く!女性が活きる研究環境」をテーマに、社会人として神戸大学の博士課程を修了した3名の女性研究者をゲストに招き、それぞれのワークライフバランスについて話していただきました。

 清水建設株式会社技術研究所の村田明子さんは、上司の勧めにより社会人Dr.へ進み、子育てをしながら学位を取得されました。現在は高度空間技術センターの研究員として活躍されています。トークでは"企業での研究者とは"、"仕事の心構え"など、企業の研究環境や研究内容について話されました。

 灘本明代さんは、独立行政法人情報通信研究機構知識創成コミュニケーション研究センターの主任研究員として活躍されています。最初に就職した会社で一生働こうと思っていたそうですが、さまざまな事情から何回か転職をし、現在の職へと至りました。トークでは「研究者の仕事は女性にとってどうなの?」「これから研究者に求められる能力」などについて話されました。

 津森展子さんは、富山工業高等専門学校の准教授として活躍しておられます。結婚退職後、研究補助員などを経て、自然科学研究科で理学博士の学位を取り、現在の職に就かれました。現在に至るまでには大変な苦労をしたそうですが、そんな時にも研究の面白さを忘れず、地道に学んだことが現在の仕事へつながった、という言葉が印象的でした。

 第2部のフリートークでは、ゲストごとにグループをつくり、そこにメンターとして5名の方も加わって、ディスカッションを行いました。

概要

日時 2007年12月21日(金)
場所 工学部学生ホール AMEC3
参加者 -
講師

北田桃子さん(海事科学部卒業生・英国カーディフ大学船員国際研究センターに所属)

灘本 明代氏(独立行政法人、情報通信研究機構 知識創成コミュニケーション研究センター、主任研究員、工学博士)

津森 展子氏(独立行政法人、国立工業高等学校機構 富山工業高等専門学校准教授、理学博士)