神戸大学「ADRESサイクルによる輝く女性リーダー活躍促進プログラム」
キックオフ・シンポジウム
開催報告
本学は、2024年10月1日付で文部科学省・科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に採択されました。これに伴い、2025年3月10日、瀧川記念学術交流会館において、本学採択事業「ADRESサイクルによる輝く女性リーダー活躍促進プログラム」のキックオフ・シンポジウムが開催されました。
同事業は、女性教員の採用比率と在籍比率を向上させ、女性教授及び女性准教授、とくに自然科学系の女性教授を増やすことを目的としており、2024年度から2029年度にかけて、女性研究者の登用、育成、定着に関する取組、これらを支える意識改革に関する取組として、様々な支援プログラムが展開されます。
キックオフ・シンポジウムは、学内外にプログラムの内容を紹介し、本学の取組をアピールするために企画され、会場参加が53名、オンライン参加は52名で、合わせて105名の方々が参加しました。
シンポジウムの第1部では、まず藤澤正人学長が挨拶し、女性研究者の育成に関する本学のこれまでの取組と今回の採択プログラムについて紹介するとともに、本事業に対する期待を述べました。次いで、国立研究開発法人科学技術振興機構・プログラム主管、山村康子氏が「組織戦略としてのダイバーシティ推進」について基調講演を行いました。同講演では、女性研究者割合の国内外の現状を踏まえ、我が国では女性研究者のキャリア形成において水漏れパイプライン現象が顕著であることが指摘されるとともに、女性リーダー育成型のねらいと採択大学における先進的な取組が紹介されました。続いて、女性リーダー育成推進室の田中丸治哉コーディネーターが本学プログラムの概要と実施体制について説明しました。
第2部では、女性リーダー育成推進室長の奥村弘理事・副学長がファシリテーターを務め、栗栖薫子法学研究科長、みらい開拓人材育成センター長の佐藤春実学長補佐、藤濤文子副学長、元人間発達環境学研究科長で元男女共同参画推進室長の朴木佳緒留名誉教授がパネリストとして登壇し、パネルディスカッションを行いました。管理職を務めてきたパネリストらは、自身のキャリアとこれまでの経験について述べるとともに、女性リーダーを増やす上での課題などについて意見交換を行い、会場参加者からの発言も加わって活発な議論がなされました。最後に、女性リーダー育成推進室副室長の野田和惠学長補佐による閉会挨拶で、シンポジウムの幕を閉じました。


アンケート結果
概要
日時 | 2025年3月10日(月)15:00-17:00 |
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場所 | 神戸大学 瀧川記念学術交流会館2階 大会議室 |
参加者 | 105名(対面:53名、オンライン:52名) |
プログラム |
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チラシ | 案内チラシ[PDF] |