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キャリアカフェ
「どう育ち、どう育てる? 女性研究者」

開催報告

 兵庫県立男女共同参画センター「イーブン」で平成20年9月26日、第5回目のキャリアカフェを開催しました。今回は他大学からの参加もあり、20名を超える会となりました。

 ゲストスピーカーの武田薬品工業株式会社・(元)創薬研究所長の蘆田康子さんが「企業の女性研究者の現状と、これから求められるもの」と題し、新薬の創出に至った38年間の研究生活と創薬への情熱を語りました。 一方で、女性研究者のサポート体制が充実したため離職者は減ってきたものの、研究職から離れてしまう女性も増えており、女性幹部研究職がいないという武田の現状に触れ、「初心の情熱を持ち続けてほしい」と話しました。

 また、マツダ株式会社車両開発本部の岡田英嗣さんが「製品開発に女性の視点がどう活かされるのか」、峯本工神戸大学名誉教授 (工学部) が、研究上最大の挫折経験に触れつつ「研究者として仕事をするうえで必要な素養はどんなことか」を、女性研究者支援事業メンターとして語りました。

 薬学専攻の女子学部生たちとゲストが、閉会後、会場の外で熱心に語りあう姿も見られました。

 

キャリアカフェは、ゲストスピーカーやメンターをはじめ、様々な年代や異分野の研究者たちと出会い、交流できる場です。次回は11月6日(木)六甲台キャンパスにて開催予定です。

キャリアカフェ2008

概要

日時 2008年9月26日(金)14:00-16:30
場所 神戸クリスタルタワー7階
参加者 約20名
講師

蘆田 康子氏(武田薬品工業株式会社・元 創薬研究所長)

岡田 英嗣氏(マツダ株式会社車両開発本部)

峯本 工氏(神戸大学名誉教授・工学部)

共催 兵庫県立男女共同参画センター