事業について

「女性研究者研究活動支援事業」(連携型)

「女性研究者研究活動支援事業」(連携型)

女性研究者研究活動支援事業について

我が国における女性研究者の割合は、これまでの女性研究者支援に係る取組等の結果、増加する傾向にありますが、欧米の先進諸国と比べると未だ低く、また女性研究者の上位職への登用もなかなか進まない傾向にあります。男女共同参画の観点はもとより、多様な視点や発想を取り入れ、研究活動を活性化し、組織としての創造力を発揮する上でも、女性研究者数の増加に引き続き取り組むとともに、女性研究者の研究力の向上を図ることは極めて重要です。
 このため、文部科学省では、女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、出産、子育て、介護(以下、「ライフイベント」という。)、研究と生活との調和(以下、「ワーク・ライフ・バランス」という。)に配慮した研究環境の整備及び研究力向上のための取組や、大学や研究機関、企業等が連携し、女性研究者の研究力向上のための取組及び上位職への積極登用に向けた取組を支援しています。
神戸大学では、平成19年度より「女性研究者支援モデル育成」事業、平成22年度より「女性研究者養成システム改革加速事業」を実施しました。また、関西学院大学においても平成22年度より「女性研究者支援モデル育成を」を実施しました。さらに兵庫県立大学においては、現在「女性研究者研究活動事業(一般型)」を現在実施しております。これらの事業によって整備された女性研究者の環境整備を踏まえて、H26年度より、3大学による「女性研究者研究支援事業(連携型)」をスタートさせました。

支援内容

  • 連携機関で、ワーク・ライフ・バランスに配慮しつつ共同研究等を行うことを通じて女性研究者の研究力向上を図るための取組、及びそのためのコーディネーター、事務員等の配置
  • 連携機関で共同して行う女性研究者の上位職への登用に向けた取組に対する支援
  • 連携機関や連携企業等の研究者への支援を通じた好事例の展開
  • 連携機関において意識啓発や組織改革等を図るため、共同シンポジウムやセミナー、連絡会議等の開催
  • 女子学生向け、女性研究者向けキャリアパス支援
  • 離職した女性研究者の復職支援

組織体制

組織体制

事業の目標

  • 女性研究者の上位職への登用
    本事業申請時の職階より上位の職階に昇任する女性研究者を女性研究者全体(教授職を 除く)の20%以上とする。
  • 女性研究者の研究力の向上
    PIとなる女性研究者を3年間で延べ15 名以上とする。そのうち、外部資金獲得者を本事業期間中に20%増しとする。
  • 女性研究者の採用者数・在籍者数の増加
    女性研究者採用比率30%を目標としたポジティブアクションを実施する。3機関全研究者に対する女性研究者在籍比率20%達成を目指す。
  • 離職率の減少
    離職者数を現在の半分とする。
  • キャリアパスの拡大
    キャリアカフェ参加者を3年間で120 名以上とする。協力企業による説明会開催を3年間で5回とする。
  • 女性研究者の研究業績
    本事業の支援を受けた者は、自らの過去3年間の平均発表論文数の2割増しまたは年間2本以上の論文作成を目指す。
  • 離職した女性研究者の復職
    人材バンク登録者を3年間で累積30名以上とする。
  • 平成26年度科学技術人材育成費補助事業

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