学長あいさつ

学長あいさつ

女性研究者支援(連携型1)HP.jpg
国立大学法人神戸大学長 武田 廣 

神戸大学と関西学院大学、兵庫県立大学の連携で、平成26年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(連携型)」が採択されたことは、大変喜ばしいニュースでした。少子高齢化が進む中、科学技術のレベルを維持、発展させるためには 有能な若手を育てる必要があります。女性研究者の活躍促進は従来の男性に偏っていた学術体制の是正に役立つだけではなく、将来の日本の科学技術の発展に大いに寄与するものと考えます。グローバル化の進行とともに、世界中で学術成果を利用できる環境が整備されつつありますが、その一方で貧困や環境破壊など克服すべき課題も山積されています。持続可能 な社会をつくるためには、多様な人々との協働を進める必要があります。男女共同参画はその一環であり、世界の持続可能性を高めると確信しています。本事業において、設置形態が 異なる大学が協働して成果を上げ、兵庫発の「多様性確保モデル」となることを願っております。

学校法人関西学院関西学院大学長 村田 治
学校法人関西学院関西学院大学長 村田 治

このたび、女性研究者研究活動支援事業( 連携型) に神戸大学、兵庫県立大学とともに採択され、兵庫県下における国公私立大学の三大学が連携して女性研究者支援を行うこととなりました。関西学院では、"Mastery for Service"をモットーに「学びと探究の共同体」をめざし、すべての構成員が学びと探究に取り組める環境の構築を図っており、このことは本学の「男女共同参画宣言」にも謳われています。社会一般的に見れば、育児等のライフイベントを抱える女性研究者の研究環境は十分なものとは言えない状況もあります。本学としても、男女 共同参画については推進本部を設置し、「ピンチヒッター(研究活動支援者)制度」に代表 される様々な支援を行ってきましたが、今回の連携型支援事業によって三大学の連携、協力のもと、女性研究者の支援体制を整備、充実させていきたいと考えています。

公立大学法人兵庫県立大学理事長兼学長 清原 正義
公立大学法人兵庫県立大学理事長兼学長 清原 正義

平成25年4月、兵庫県立大学は公立大学法人に移行しました。また、昨年は、「神戸商科大」「姫路工業大」「県立看護大学」が統合し、県立大となってから10年、神戸商科大の前身である神戸高等商業学校の開学から85年という記念すべき年となりました。このような中、教育・研究・社会貢献の各分野で、伝統や強みを生かした個性・特色ある大学づくりに取り組んでいます。その一つが女性研究者への支援です。男女共同参画宣言を行うとともに、昨年度は、文部科学省の女性研究者研究活動支援事業(一般型)に採択されました。
そして、今年度、神戸大、関西学院大とともに、文部科学省女性研究者研究活動支援事業(連携型)に採択されました。多種多彩な学部を有する県内の国公私立3大学が、それぞれの伝統や強みを生かし、その垣根を超えて連携することで、女性研究者にとって魅力ある環境整備が一層進むと期待しています。本日の調印式を契機に、決意新たに取組を進めていきます。

新着情報

ページトップへ