共同研究課題（タイトル）

子ども虐待予防における多職種協働の実質化－保健・医療・福祉専門職の協働－

共同研究概要

　子ども虐待予防には、多職種並びに関連諸機関の横断的かつ縦断的な協力が不可欠である（Matayoshi, 2006b）。しかしながら、①子ども虐待にかかわる職種・実践家が多岐にわたる、②専門職種の基礎教育や学校教育で受けた虐待予防に関する教育が異なる、③現任研修の受講割合に職種間で幅がある等の理由から、専門職・機関相互の意思疎通には解決すべき課題がいくつも存在している（上田，2009）。その根底には、多職種協働を進めるにあたり、各専門職が互いの職種に期待する役割にギャップがあり、それが専門職間のミス・コミュニケーションを生じさせている可能性が考えられる。

そこで、本研究では、子ども虐待予防において、①各専門職の役割認知と他職種に対する役割期待、②現状と期待像とのギャップとその要因を明らかにし、③多職種協働の実質化を促進するためのモデルを提案することを目的とする。

学内共同研究者

学外（連携機関）共同研究者

メンター

研究メンター