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5つの領域/FIVE AREA5つの領域/FIVE AREA

5つの領域 「地域創生に応える実践力 養成ひょうご神戸プラットホーム事業」概要 5つの領域 「地域創生に応える実践力 養成ひょうご神戸プラットホーム事業」概要

歴史と文化

歴史と文化

 現在、人口の流動化や、高齢化、生活様式の急激な変化や、大規模自然災害などにより、長く地域で継承されてきた歴史・文化は、危機にさらされている。地域の歴史・文化を保存するためには、それらに対する理解を持ち、活用しうる人材の育成が急務である。地域は歴史的に形成されており、歴史性や地域文化の多様性に対する理解は、今後、地域づくりを進めていく上でも不可欠である。本領域では、歴史と文化の側面から、そうした能力と知識を持ち、地域に貢献できる人材を育成するための教育プログラムや、その実施のためのプラットフォームの整備を進める。

自然と環境

自然と環境

 本領域では、住民・行政・企業・NPO等と大学を繋ぐ実践力ある人材の育成を目指し、県内の農村における自然環境利用による地域の活性化支援、および自然環境や農業に関する実習の実施、都市と農村を結ぶ地域交流活動をこれまで以上に充実させていく。
 生産者や生活者の視点から地域の課題や経験知を学んで行くためには、質の高い農村体験や職業体験が必要である。そのために、農村をフィールドにした教育プログラムを整備し、課題解決力を備えた人材の地元定着につながるプラットフォーム形成・強化に取り組んでいく。

子育て高齢化対策

子育て高齢化対策

 兵庫県は今後、人口減少・超高齢化の加速が一層深刻となると予測されており、子育て高齢化問題への対策は急務である。出産・子育て支援を充実させ地域の若返りを図るとともに、健康寿命の延長を図り高齢者の社会参画に努める必要がある。本領域では、看護師・理学療法士・作業療法士等養成課程が連携し、多職種によるより効果的な少子高齢化社会に対応した地域支援活動を実施していく中で、地域住民の多様な健康や環境づくりの課題に対応できる能力のある人材を育成することを目指す。

安心安全な地域社会

安心安全な地域社会

 阪神・淡路大震災発災以降、2、3年ごとに震度6弱の地震がおこり、5年前には大規模複合災害(地震・津波・原発事故)が東日本をおそった。また、近年南海トラフ地震の発生が切迫し、その備えの必要性が言われている。一方、大規模水害も恒常化するなど、現在災害多発社会に暮らしていると言える。
 中でも、阪神・淡路大震災経験した兵庫県にとって、その記憶を継承し、「防災」「減災」の両面に立脚した安心安全な地域社会を築いていくことは大きな使命である。そのため、専門知識やボランティアの実践手法を学び、住民の防災・災害意識を地域で啓発しうる人材を育成する。

イノベーション

イノベーション

 人口減少社会の到来、超高齢化をという課題の中で、地域が活力を取りもどすためには、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することが求められる。価値観が多様化し、地域課題が複雑化する中で、新たな解決策やその手法を生みだすために、従来の枠組みを超えた、産学公連携の推進によってイノベーションを創出する場作りを行う。同時に、地域における市場開拓等の事業化プロセスをデザインできるアントレプレナーシップを兼ね備えた人材等の育成を進め、より新たな雇用を創出する。