2016年11月26日(土)-27日(日)、神戸大学総合研究拠点にて、孫文生誕150周年記念国際シンポジウムを開催します。これは公益財団法人孫中山記念会が主催する行事で、神戸大学国際連携推進機構アジア総合学術センターは後援という形で、その開催に協力いたします。
本シンポジウムは「近代中国の父」として知られる孫文(1866-1925)の生誕150周年を記念するものです。 「孫文とアジア太平洋――ネイションを越えて」を総合テーマとして、新たな研究領域の開拓を行います。「アジア太平洋」というフィールドを設定することにより、「中国の偉大な革命家、思想家」として捉えられてきた孫文を、広範かつ多様な観点から再検討することを目指します。中国大陸のみならず、台湾・シンガポール・オーストラリア・アメリカ西海岸・イタリアなどの諸地域から研究者を招聘し、孫文が生きた時代から現代にいたる「アジア太平洋」が直面してきた政治・経済・社会・文化の諸問題の解明を通じて、現代の国際関係や文化交流に関心を抱く人々の問いに応えたいと思います。
シンポジウムでは、日中2名の研究者の基調講演に加え、「制度と公共圏」「孫文思想を継ぐ者」「ボーダーを越えて」「参加と動員」をテーマにした分科会を設け、それらを踏まえた総合討議を行います。本事業の概要は、孫文記念館のホームページ(URL: http://www.ohjiprint.com/)に掲載されています。
日中関係に関心のある皆様の参加お待ちいたします。どうか、ふるってご参加ください。
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