神戸大学は、長期ビジョンにおいて、国内外での様々な連携・共創を高い次元で推進し、世界最高水準の異分野共創型教育研究拠点を構築して、現代及び未来社会の課題を解決できる優秀な人材育成と新たな価値創造によりイノベーションを創出し、超高齢化、ポストコロナ、知識集約型デジタル社会に貢献するという目標を掲げています。

第３期中期目標期間においては、グローバル化に関する目標を達成するため、「海外オフィス等の拡充や海外大学との連携強化による国際シンポジウム・セミナーの開催」、「国際共同研究の促進による国際共著論文の倍増」及び「学生の受入、派遣数の増加」などの取組みを中心に実施してきました。さらに、第４期中期目標期間からは、KUビジョンを具体化していくために、大学における国際戦略を明確に定め、国際交流活動などをこれまで以上に推進することが求められています。

このため、2022年4月、国際連携推進機構の体制を見直し、国際戦略の企画・立案を基軸として各部局との連携を強化し、包括的海外拠点を最大限に活用して効果的な国際広報を行うことによって、国際連携をより強力に推進する組織へと改組しました。
大学の国際戦略を策定し、各地域の活動を統括する「国際戦略企画室」と、学内各部局の国際交流に関する連携強化を役割とする「学内連携推進室」を新設しました。
国際戦略企画室の下に設置した「ヨーロッパ・アフリカ部門」、「アジア・オセアニア部門」、「アメリカ部門」は、全体の戦略に基づき、地域の垣根を越えて協力し、国際交流活動、海外ネットワークを強化していきます。