開催報告
神戸大学ユネスコチェア事業の柱のひとつに、学部生や大学院生を対象に年に一度開催される「教育プログラム」があります。 本年度は12月2日~3日にオンラインで開催され、神戸大学から13名(うちファシリテーター2名),インドネシア8名,タイ６名,台湾10名,パキスタン8名の学生が参加しました。
今年度のテーマ「災害について話そう～みんなでつくる安全・安心」のもと、前半は各国の現状についてのプレゼンテーションや教員によるパネルディスカッションをし、 後半は、複数大学で構成されたグループが気候変動のメカニズムや対策という課題に対して自らの回答を報告しました。
オンラインで初対面の相手と英語で議論することの難しさを味わう経験と共に、各国の類似点や違いについて学ぶことができたようです。 アンケートには「参加したことによって、大学生として私たちが住むコミュニティをより安全にすることがたくさんあることに気づいた。 SNSなどを使って災害についての情報提供ができ、私たちの想像力や若い視点を使って、防災が推進できる」(ガジャマダ大学)、 「オンラインで行うことができたため、多くの国の学生と意見交換ができて大変効率的だと思った。また、グループでも多くの違う大学の人がいたため、 意見の違いがあって面白かった」(神戸大学)などのコメントが多数ありました。
来年度はインドネシアのガジャマダ大学で対面開催する予定です。興味がありそうな学生がいたら、ぜひご紹介ください。
日程
2023年12月2日～12月3日
講師
- アレキサンダー ロニー 名誉教授・チェアホルダー（神戸大学）
- 小寺 さやか 准教授（神戸大学）
- 正楽 藍 准教授（神戸大学）
- Dr. Siriporn Wajjwalku (Thammasat University)
- Dr. Ariani Arista Putri Pertiwi, UGM（Universitas Gadjah Mada）
- Ms. Reni Juwitasari（Mae Fah Luang University）
- Assoc. Prof. Dr. Ir. HUANG Yuk Feng（Universiti Tunku Abdul Rahman）
- Assoc. Prof. Dr. Sun, Jhih-Sian（高雄科技大学）
- Assoc. Prof. Dr. Yu, Huilung（高雄科技大学）
- Dr. Yang, Ching-Chiao（高雄科技大学）
学生
プログラムに参加した学生 計45名
| ・神戸大学 | 13名 |
| ・Mae Fah Luang University | 6名 |
| ・Universitas Gadjah Mada | 8名 |
| ・高雄科技大学 | 10名 |
| ・Shifa Tameer-e-Millat University (SMTU) | 8名 |
報告書
報告書[PDF]はこちら
2023年度教育プログラムの概要
教育プログラムは年に1回、パートナー機関の大学の学生（神戸大学を含めて6校）が参加し、特定のテーマについて学習をするものです。教育プログラムを通じて、連携機関の大学生との国際交流を体験できます。
会議期間
2023年12月2日（土）～3日（日）
対象となる学生
全学の学部生、院生
参加資格
英語でコミュニケーションが取れること
予定
・オンライン会議 2023年12月2日（土）～12月3日（日）