○神戸大学附属図書館文献複写規程
(平成16年4月1日制定)
改正
平成19年3月7日
(目的)
第1条 この規程は,神戸大学附属図書館(以下「附属図書館」という。)における文献複写の取扱いについて必要な事項を定め,その円滑な運用に資することを目的とする。
(定義)
第2条 この規程において,次の各号に掲げる用語の意義は,当該各号に定めるところによる。
(1) 文献複写 神戸大学所蔵の図書館資料について,附属図書館が受託(学内者にあっては私費支弁のみ)したものをいう。
(2) 依頼者 附属図書館に文献複写を依頼する個人又は機関をいう。
(3) 図書館(室) 附属図書館を構成する図書館,分館及び図書室をいう。
(4) ILLシステム 国立情報学研究所が実施する目録・所在情報サービスにおいて,図書館間で図書資料の貸借業務及び文献複写の受付・依頼業務を行う相互貸借システムをいう。
(5) ILL相殺サービス ILLシステムを利用して国立情報学研究所が実施するILL文献複写等料金相殺サービスをいう。
(6) バウチャー IFLA(国際図書館連盟)が発行する,国を異にする図書館間における文献複写等の料金清算専用の利用券をいう。
(7) 学内者 神戸大学に所属する教職員(神戸大学名誉教授,神戸大学医療技術短期大学部名誉教授及び神戸商船大学名誉教授を含む。)及び学生をいう。
(8) 学外者 学内者以外のものをいう。
(利用範囲)
第3条 文献複写は,著作権法(昭和45年法律第48号)に認められた範囲内に限り受託することができる。
(申込方法)
第4条 依頼者は,別に定める文献複写申込書を当該文献を所蔵する図書館(室)に提出することにより,又はILLシステムを利用することにより,文献複写を附属図書館長に申し込むものとする。
(複写物の交付及び料金の納入方法)
第5条 図書館(室)は,文献複写依頼の申込みを受託した場合,別表1又は別表2により算定した文献複写料金(以下「料金」という。)を依頼者に通知するものとする。
2 依頼者は,文献複写を受託した図書館(室)を所掌する出納員に料金を納付した後,複写物の交付を受けるものとし,料金の納付を受けた出納員は,領収書を発行し,依頼者に交付する。ただし,国外にある機関からの依頼である場合で,かつ文献複写料金をバウチャーで清算するときは,情報管理課管理係にバウチャーを納付した後,複写物の交付を受けるものとする。
3 前項の規定にかかわらず,依頼者が次の各号に掲げる機関である場合には,料金を後納とすることができる。
(1) ILL相殺サービスへの参加機関(以下「相殺機関」という。)
(2) 前号以外の学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校に設置された図書館及びそれに類する施設,図書館法(昭和25年法律第118号)第2条第1項に規定する図書館,国立及び独立行政法人の研究機関,国立国会図書館その他附属図書館長が特に許可した機関(以下「後納機関」という。)
4 相殺機関にあっては,国立情報学研究所が定めるILL文献複写等料金相殺サービス利用規程及びILL文献複写等料金相殺サービス利用細則に従い料金を納付するものとする。
5 後納機関からの文献複写を受託した図書館(室)は,複写物を交付すると同時に当該料金の請求書を発行し,依頼者へ発送する。
6 後納機関にあっては,請求書に記載された納付期限内に神戸大学の指定する方法で料金を納付するものとする。
7 前項において,正当な理由なく料金の支払いが納付期限を超えてなされたときは,以後当該機関を後納機関として認めないものとする。
8 一旦納付した料金は,正当な理由がない限り還付しない。
(料金等の額)
第6条 料金は,別表1及び別表2のとおりとする。
2 別表1を適用する場合は,次の各号に掲げる経費を加算して,徴収するものとする。
(1) 通信運搬費として,複写物及び料金通知を郵送する場合は送料の実費を,複写物をFAX送信する場合は1枚につき40円を徴収する。
(2) 後納機関にあっては,文献複写申込1件につき300円の手数料を徴収する。
附 則
この規程は,平成16年4月1日から施行する。
附 則(平成19年3月7日)
この規程は,平成19年4月1日から施行する。
別表1
文献複写料金表(現金による場合)
種別区分単位料金備考
学内者の場合学外者の場合
リーダープリンター方式A3版1枚20円35円A3版以下の用紙を使用する場合も同一料金とする。
電子複写方式A3版(モノクロ)1枚20円35円
A3版(カラー)1枚60円80円
(備考) 電子ジャーナルから用紙への出力料は,電子複写方式と同一料金とする。
別表2
文献複写料金表(バウチャーによる場合)
種別区分単位料金備考
リーダープリンター方式A3版1件15ページまで,1フルバウチャー(通信運搬費を含む。)
15ページを超える15ページまでごとに,1ハーフバウチャー
A3版以下の用紙を使用する場合も同一料金とする。
電子複写方式A3版(モノクロ)1件
A3版(カラー)1件7ページまで,1フルバウチャー(通信運搬費を含む。)
7ページを超える7ページまでごとに,1ハーフバウチャー
(備考) 電子ジャーナルから用紙への出力料は,電子複写方式と同一料金とする。