あいさつ
部門長あいさつ
令和7(2025)年10 月1日付で、神戸大学インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター ジェンダー平等推進部門の部門長を拝命いたしました。これまで本部門を支えてこられた先生方、そして関わってくださった皆様に深く敬意を表します。
本部門では、女性の活躍支援、ワーク・ライフ・バランス施策の企画、多様な性・ジェンダーに関する相談、調査研究や情報発信等を通じて、女性研究者の在籍比率および上位職への登用を促進し、ジェンダー平等の推進、良好な就業環境の整備、そしてSOGIESCが尊重され、構成員一人ひとりが力を発揮できる大学をめざしています。その基盤となるのが、多様な背景をもつ人々が排除されず、安心して学び、働き、挑戦できる「インクルーシブキャンパス」の実現です。まず取り組みたいのは、新入生を含むすべての学生・教職員(非常勤を含む)を対象とした「多様な性・ジェンダーに関するガイドライン」の改訂と周知です。これは小さな取り組みに見えますが、自身がもつ「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)」に気づく機会となり、「決めつけない」「対話を大切にする」といった行動変容を促すと考えています。そして、こうした取り組みの積み重ねが、数値の改善だけでなく、教育研究活動ならびに大学運営の質の向上を支える基盤となります。私は看護学の立場から、一人ひとりが尊厳をもって「自分らしく生きる」ことを支える実践に携わってきました。看護学教育のミッションである「自己理解から他者理解へ、相互尊重と利他の精神を価値基盤に行動するひとを育てる」という理念は、ジェンダー平等とインクルーシブキャンパスの精神と深く重なります。ジェンダー平等の推進には、教職員・学生お一人おひとりの気づきと行動が不可欠です。今後とも、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター ジェンダー平等推進部門
宮脇 郁子(保健学研究科・教授)
ジェンダー平等推進部門 メンバー
【部門長】宮脇 郁子(保健学研究科・教授)
【副部門長】桔梗 宏孝(システム情報学研究科・教授)
青山 薫(国際文化学研究科・教授)
【コーディネーター】アレキサンダー ロニー
【スタッフ】中原 朝子(主任政策研究職員) 宮堀 朋子(事務補佐員)


