政府は2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする「カーボンニュートラル」を目指し、国全体で取り組んでいます。本学もこの目標に向け、2022年10月に「カーボンニュートラル推進本部」を設立しました。学生・教職員が協力し、教育・研究・キャンパス運営の三つの領域で活動を進めています。
カーボンニュートラルの実現には、排出の削減だけでなく、カーボンのリサイクルや既存のカーボンを減らすことも重要です。そのため、キャンパスのカーボン排出状況を可視化し、人材育成を通じて環境問題への理解と意識を高めます。また、学内の知的資源を活用し、社会と連携した取り組みを推進します。こうした活動を通じて、個人レベルでもカーボンニュートラルに貢献できるよう、組織全体で努力していきます。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
カーボンニュートラル推進本部では、「教育部門」、「研究・社会共創部門」、「キャンパス部門」の 3 部門に、全体総括を担う「総括部門」を加えた 4 部門体制のもと、カーボンニュートラルをベースに持続可能な社会の実現に向けた「神戸大学モデル」の構築を目指します。各部門でのカーボンニュートラルに資する教育・研究、社会実装を想定した地域連携、学内における省エネルギー化の推進のみならず、教職員・学生のエネルギー・環境に対する理解が深まるような活動を行なっています。