室長挨拶

Hideyuki YAMAMOTO




歴史的に見て神戸は、米州の国や地域、特にハワイ、アメリカ、ブラジルとの深いつながりがあります。1868年に神戸港が開港して以来、神戸は日本を代表する海港都市として、横浜、長崎と並んで海外との貿易と文化交流の要衝として発展しました。奇しくも、神戸港開港の年の1868年(明治元年)は、153人の「元年者」と呼ばれる日系移民が初めてハワイに渡った年でもあります。また、神戸は、19世紀中葉から第二次大戦前まで、ハワイ、アメリカ本土、ブラジルへと向かう日系移民船の寄港地の一つとしてよく知られています。そして、戦後の高度成長期を経て現在まで東アジア有数の国際海港都市として繁栄してきました。

こうした長きにわたる国際交流の末に米州をはじめ異国の多様な文化が混淆し調和したメトロポリタン的都市に位置する神戸大学は、北米31校、中南米8校の米州の大学と交流協定を締結し(2018年11月現在)、学術協力や学生交流などの交流活動を行っています。

米州交流室の役割は、「先端研究・文理融合研究で輝く卓越研究大学へ」という神戸大学ビジョンの実現のために、米州の大学と本学の交流ネットワークの中枢(ハブ)として、国際交流のさらなる充実に寄与することにあります。そうした近年の試みの一つが、2016年7月、本学にとっての米州初の交流拠点、神戸大学ホノルル拠点(Honolulu Office of Kobe University、略称HOKU)の設立です。ホノルル拠点(HOKU)を中心に、米州の大学で活躍する研究者等を招聘しての国際シンポジウムや国際ワークショップを毎年開催し、本学と米州の提携大学との間の先端的共同研究の推進を支援しています。今後、アメリカ本土やカナダをはじめとした米州における新たな交流拠点設立や、提携大学の拡大なども視野に入れつつ、米州交流室は、本学と米州の大学との間の交流の質量両面での充実を図っていく所存です。どうか、これまで同様のご協力とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

米州交流室長 山本 秀行

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