センター長挨拶

中村 保先生

神戸大学のような多くの素晴らしい研究科・学部を持つ大学で学ぶことができるのは、学生にとってとても幸せなことだと思います。しかし、時々彼らが巨大な迷路の中を歩いているように思うことがあります。壁を隔てたすぐ横に自分が求めている専門があるのに、それに気づかずにそこからどんどん遠ざかっていくからです。総合大学(university)には、学生が自らの可能性を広げるさまざまな専門分野(disciplines)がありますが、それらを結び付けるものがなく、その可能性が学生に大きく開かれていなければ、単科大学(college)にいると同じになってしまいます。

学際教育センター(CIP=Center for Interdisciplinary Program)は、総合大学が総合大学にしかできないことを通して、学生のCIP(Cultivating Intellectual Possibilities=知的な可能性を掘り起こすこと)を実現するためのセンターです。それを次の3つのCIPを通じて実現していきます。

Connecting Interesting Persons 面白い人々をつなぎ、
Combining Inspiring Programs 刺激的なプログラムを結び付けて
Co-educating International Professionals 国際的な専門家をともに教育する

「カシの木はドングリの中で眠る」と言います。あの小さなドングリの実の中にある、小さな小さな種が、あの大きなカシの木になるのです。CIPは、いまは1つの教育プログラムを実施しているだけの本当に小さな組織ですが、いつかきっと神戸大学全体を覆うような大樹となると信じています。そしてその時、その大樹には世界中で活躍する人材という実がたくさんなっていることでしょう。

学際教育センター長 中村 保