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日本オーストリア交流年2009認定事業 

青野原俘虜収容所展示会、講演会・再現演奏会 in Tokyo 2009

神戸大学は小野市との地域連携事業の成果として、青野原俘虜収容所に関する展示会、講演会・再現演奏会を東京で行います。

第一次大戦期 青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009 講演会・再現演奏会

● 日時:2009.11.7(土) 開場16:30 開演17:00

● 場所:ドイツ文化会館1階OAGホール
   (東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線『青山一丁目駅』4番出口より徒歩10分)

● 入場無料・観覧をご希望の方は事前にファックスにてお申し込み下さい →申込書


第一次大戦期 青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009

● 開催期間:2009.11.12(木)~2009.11.21(土) (※日曜日は休館です)

● 開館時間:11:00~18:00 (※11.21(土)は13:00までとなります)

● 会場:オーストリア文化フォーラム(オーストリア大使館内)
   (東京メトロ南北線、都営大江戸線『麻布十番駅』徒歩10分)

● 入場無料


青野原俘虜収容所


   青野原俘虜収容所全景図
 第一次世界大戦当時、現在の兵庫県小野市、加西市にまたがる青野原には捕虜(俘虜)収容所があり、500名近くのオーストリア・ハンガリー兵、ドイツ兵が4年4ヶ月にわたり生活していました。中国の青島を含む膠州湾地方は1898年以来ドイツの租借地でしたが、第一次世界大戦が始まると日本軍はここを攻撃、占領しました。その時捕虜になったオーストリア・ハンガリー兵、ドイツ兵は日本各地に設置された捕虜収容所に収容されました。青野原に収容されたのはその一部でした。


   ビリヤードを楽しむ俘虜
 この中には、折から青島に寄港していて、第一次世界大戦の開始とともにドイツ軍に合流したオーストリア・ハンガリーの巡洋艦「カイゼリン・エリーザベト」号の乗組員も含まれていました。そのため、現在で言えばドイツ、オーストリアだけでなく、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、スロベニア、北イタリアなどの出身者が、「独軍俘虜」として日本の各地で暮らすことになりました。青野原収容所の特徴は、これら日本で収容されたオーストリア・ハンガリー兵の約8割が収容されたことにあります。


   小野市好古館での特別展風景
 青野原俘虜収容所の研究は、1992年、小野市史の編纂過程で神戸大学と連携して調査したことに始まります。2005年には、小野市と神戸大学の間で、教育や社会文化に関する連携事業を進める協定が結ばれ、調査研究の成果を小野市で公開しました。


   俘虜収容所内で行われた演劇の様子
 小野市には、今でも当時の様子を記録した新聞や写真のほか、オーストリア兵たちが行った演奏会や演劇の案内チラシなどの資料、展示即売した作品などが数多く残され、当時の交流の様子を身近に知ることができます。2005年には演奏会のチラシに基づいて、捕虜たちが演奏した曲目を神戸大学交響楽団有志が再現するという試みも行われました。翌2006年には、神戸大学でも展示会、演奏会を開催し、大学内においても地域連携事業の成果が目に見えるようになりました。さらに2008年にはこうした成果を、捕虜たちの故国の一つであるオーストリアの国家文書館で展示し、同時に神戸大学交響楽団有志による捕虜の演奏会の再現が国家文書館と軍事史博物館で行われました。


神戸大学交響楽団によるウィーンでの再現演奏会
 2009年の東京での展示会の開催は、これまでの成果の上に立ちながら、さらなる展開を図るものです。この展示会は在日オーストリア大使館の全面的協力の下で行われ、国際交流のさらなる発展が期待できます。またこれまでの地域史の視点、グローバルな視点に加え、国家史の視点から青野原収容所を捉える契機となるものでもあります。
 第一次世界大戦当初東京・浅草にあった捕虜の収容施設は習志野市に移りました。今回の東京展示会は、外交文書館、防衛研究所、習志野市、ドイツ文化センターなどの協力を得ながら、第一次世界大戦当時の日本の捕虜収容所の総合的研究の一環をなすことを一つの狙いとしています。


   俘虜製作品「刺繍」
 調査活動の中で昨年見つかった、当時の約500枚の写真の撮影された場所を特定する作業も継続中です。また、写真には弦を中心とした楽団の様子も写っており、今回の演奏会ではより当時の姿に近づける試みも行われています。習志野の市民グループの協力も得て、新しい企画で俘虜が異国で奏でた調べに耳をかたむけていただければ幸いです。


   俘虜製作品「絵葉書」
 地域から世界へ、そして日本の中での研究ネットワークの拡がりへ。地域と大学との新しい地域連携像の提示を試みたいと考えています。

LINK

チンタオ・ドイツ兵俘虜研究会


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